高コストパフォーマンスのJCBゴールド・ザ・プレミア(Original Series)をまとめてみた

クレジットカード

たばねたブログでは、JCBプロパーカードの招待制カードである”JCBゴールド・ザ・プレミア”を推奨してきました。

私がJCBゴールドカードを持つ理由は、そのインビテーション(招待)を受けるためだと断言しちゃってるぐらいですので、ここではJCBゴールド・ザ・プレミアをJCBゴールドカードと比較してまとめてみます。

その前に関連記事はこちらになりますので、よろしければご覧ください。

◆カードブランドJCBとプロパーカードに関する記事はこちら

純国産のクレジットカードブランドであるJCBのプロパーカード

◆JCBゴールドカードのまとめ記事はこちら

JCBゴールドカード(Original Series)をまとめてみた

JCBゴールド・ザ・プレミアとJCBゴールドカードの比較

JCBゴールド・ザ・プレミアはJCBゴールドカードからのインビテーション(招待)制のクレジットカードとなっていますが、実際には「JCBゴールド」のオプションサービスとなっています。

そのため、基本的にはそのオプション分のサービス年会費をJCBゴールドカード年会費に加算して支払い、その分のベネフィットを上乗せする形で設計されています。

そこで、ここではJCBゴールドカードと比較することで、その違いをみてみましょう。

JCBゴールド・ザ・プレミア【OS】JCBゴールドカード【OS】
カードフェイス
※標準的なもの
年会費右記、JCBゴールドカードのオプションとしてサービス年会費:5,000円(税別)を加算
※ただし、年間100万円(税込)以上のショッピング利用でサービス年会費無料
本会員:10,000円(税別)
家族会員:1名無料、2人目以降 1,000円(税別)/人
ショッピングガード保険同右海外:最高500万円
国内:最高500万円
※1事故につき自己負担額3,000円
家族カード同右
旅行傷害保険同右海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
ポイント還元率右記、JCBゴールドカードと比較して10%増0.5%~
ETC同右〇(無料)
電子マネー同右QUICPay, ApplePay,GooglePay
プライオリティ・パス〇(本会員のみ)
空港ラウンジサービス
※同右+プライオリティパスに準ずる空港ラウンジ利用可

※国内の主要空港ラウンジ利用可
※ハワイダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)
上位カード(JCB THE CLASS)への招待
※無いわけではなさそうです
その他・JCBプレミアムステイプラン
・JCB Lounge京都
・ダイニング30

”出展:JCB公式”

表中でJCBゴールドカードに準ずるサービスについては明記していません。その際には下記、関連記事を確認してください。

JCBゴールドカード(Original Series)をまとめてみた

年会費について

JCBゴールドカードの年会費は10,000円(税抜)となっています。

それに対して、JCBゴールド・ザ・プレミアについてはJCBゴールドカードにサービス年会費加算していますので、1年間にかかる会費は下記のとおりとなります。

JCBゴールド・ザ・プレミア年会費:15,000円(税抜)
  • JCBゴールド ザ・プレミアのサービス年会費:5,000円(税別)
  • JCBゴールドのカード年会費:10,000円(税別)

ただし、このサービス年会費については割引条件があり

年間100万円(税込)以上のショッピング利用でサービス年会費5,000円(税別)が無料

となっています。

ようするに、年間100万円以上のショッピングを利用するユーザであれば、JCBゴールドカードと同額の年会費10,000円(税抜)で、ベネフィットが追加された高コスパなカードを持つことができるわけです。

たばねた
ゴールドカードの年会費でプラチナカード級の付帯サービスを受けられる!

ショッピングガード保険はとても強力な保険です

動産総合保険であるショッピングガード保険は、JCBゴールドカードに準じます。

家族カードの発行

JCBゴールドカードと同様に1名無料(2名以降は有料1,000円(税抜))で発行することができます。

JCBゴールド・ザ・プレミアのベネフィットのサービス年会費は本会員だけに請求され、家族カードに対しては、ほぼ同等のものが付帯します。

家族カードにおいて、同じようなサービスが受けられるとなると、非常にお徳感があります。

後述しますが、プライオリティパスについては家族会員では発行できません。

プラチナカード並みの旅行傷害保険

旅行傷害保険は、JCBゴールドカードに準じます。

ポイント還元率

ポイント還元率については、JCBゴールドカードが0.5%~なのに対して、JCBゴールド・ザ・プレミアは追加で10%増となります。

JCBのポイントであるOki Dokiポイントは1,000円(税込)で1ポイントたまります。

1ポイントがおおよそ5円で換算しますと、0.5%となりますが、JCBオリジナルシリーズのクレジットカード決済についてはボーナスポイントが付きます。

集計期間中の利用100万円以上を前提にしますと、元々、JCBゴールドでは50%のボーナスポイントが付きますので

0.5% × 1.5 = 0.75% ~

となりますが、JCBゴールド・ザ・プレミア以上では同条件において10%増

0.5% × 1.60.8% ~

ということになります。
※これはJCBプラチナ、JCB THE CLASSでも同様です。

JCBゴールドカードの記事にも書きましたが、JCBオリジナルシリーズのポイントシステムは非常に複雑で、様々なボーナスが付いたりしますので、ここでは”~”をつけて表示しています。

別の記事において、JCBオリジナルシリーズのポイントシステムと還元率についてまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

利用実績から”本当の”JCBオリジナルシリーズの還元率をまとめてみた【2018年度】

無料で発行されるETCカード

ETCカードについては、JCBゴールドと同様、無料で発行することができます。

電子マネーへの対応

JCBオリジナルシリーズのクレジットカードはQUICKPay, ApplePay, GooglePayに対応します。

JCBゴールド・ザ・プレミアについても当然、これらに対応します。

プライオリティー・パスが付くゴールドカードは珍しい

JCBゴールドカードでは、国内の主要な空港のラウンジサービスを利用することができます。残念ながら海外の空港においては、ハワイのハワイダニエル・K・イノウエ空港(旧ホノルル国際空港)のみでラウンジの利用が可能となっています。

それに加えて、JCBゴールド・ザ・プレミアについては、プライオリティ・パスのプレステージ会員がベネフィットとして付与されます。

こちらを見て分かるように、プライオリティパスのプレステージ会員については年会費だけで429USドルかかりますので、10,000円(税抜)の年会費である、JCBゴールド・ザ・プレミアにプライオリティ・パスが付与されるのは破格のサービスと言えるのではないでしょうか。

一般的に、プライオリティ・パスはプラチナカード以上のクレジットカードに付帯しますが、ゴールドカードクラスのクレジットカードで発行されるのは、この記事を書いている2019年の時点で、JCBゴールド・ザ・プレミアと楽天プレミアムカードぐらいだと思います。

ちなみに、この2枚を比較しますと、同伴者の利用に関し、JCBゴールド・ザ・プレミアが2,000円(税抜)なのに対して、楽天プレミアムカードは3,000円(税抜)となっています。

ただし、こちらのベネフィットについても、空港の利用を頻繁にする人でなければ恩恵に与ることはありませんので、サービスとして重要視するかはご自身のライフスタイルと相談しましょう。(笑)

たばねた
年間100万円以上利用の条件付とはいえ、年会費10,000円(税抜)のクレジットカードでプライオリティ・パスが発行できるなんてお得すぎる!

上位カードへの招待が受けられるか否か

JCBゴールド・ザ・プレミアからの上位カードと言えば、JCBオリジナルシリーズにおいて最上級に位置するJCB TEH CLASS(JCBザ・クラス)となります。

JCB THE CLASSのインビテーション(招待)条件は明示されておらず、巷ではクレジットカード利用総額が1,000万円以上になった時点でとか、JCBスターメンバーズのメンバーランクが2年以上続けてロイヤルα PLUS(年間300万以上)とか言われていますが、定かではありません。

ただし、絶対条件としては下記の条件を満たしたクレジットカードを持っていることが必要となります。

  • JCBオリジナルシリーズ
  • JCBゴールド、JCBゴールド・ザ・プレミア、JCBプラチナのどれか

インビテーション(招待)を受けやすいクレジットカードのグレードが

JCBプラチナ JCBゴールド・ザ・プレミア > JCBゴールド

なのかもわかりませんが、JCBゴールドカードからJCB THE CLASSのインビテーションを受けたという話は、稀にしか聞きませんので、前記の表ではゴールドを△として表記しています。

色々な報告を見ますと、たばねたの感覚では

JCBプラチナ JCBゴールド・ザ・プレミア > JCBゴールド

と、JCBゴールド・ザ・プレミアとJCBプラチナは同じ程度の確率でインビテーションを受けているようなイメージですが、JCBプラチナは2017年の秋ごろに新規で設定されたカードですので、単純に対象者が少ないだけかもしれません。


 
 

同様に、JCBゴールドカードからのアップグレードの報告が少ないのも、そもそも、JCB THE CLASSを狙っているユーザであれば、大概、JCBゴールド・ザ・プレミアにアップグレードしてるということも言えるからではないかと思っています。

その他の特筆すべき付帯サービス

  • JCB Lounge京都の利用
  • ダイニング30
  • JCBプレミアムステイプラン

京都駅にある「JCB Lounge京都」が利用可能

JR京都駅構内にある「JCB Lounge 京都」は、2015年4月にオープンしたJCBのラウンジです。

JCBゴールド・ザ・プレミアから上位のカードと一部のカード(ANA JCBカードプレミアム、JAL JCBカード・プラチナ、JCBプラチナ法人カードなど)で利用することができます。

こちらはJCBゴールドカードでは利用することができませんので、JCBゴールド・ザ・プレミアのサービスとして付与されるベネフィットとなります。

JCB Lounge 京都では営業時間内であれば、手荷物を預かってくれるサービスなどもありますので、年に数回、関西方面に遊びに行く我が家ではとても嬉しいサービスです。

特に、観光シーズンともなりますと、京都駅のコインロッカーは直ぐにいっぱいになりますので、たまにでも利用する方は有難いベネフィットではないでしょうか。

ダイニング30で対象レストランの飲食代が30%引き

ダイニング30は全国にある対象店舗のレストランなどにおいて、JCBゴールド ザ・プレミアで支払いをすると、利用合計金額(またはコース代金)から代金が30%引きになるサービスです。

飲食代の割引に関しては、JCBプラチナカード、JCB THE CLASSで提供されている、「所定のコースメニューを、2名様以上で予約すると1名分の料金が無料」になるグルメベネフィットというサービスがあります。

こちらは原則、1名分しか無料にならない、かつ、所定のコースに限られているということもあり、家族や複数人の友達で利用するといったシチュエーションではダイニング30の方が有用な場合もあるかもしれません。

ちなみに、たばねたは、所定のコースで1名無料になるというサービスに対しては少し懐疑的に感じている部分があります。

昨今の某グルメサイトなどでは、同じようなコースが割引されて提供されており、よくよく調べてみると1名無料になっても総額はあまり変わらないということもあったりします。

そう考えると、単純に会計から30%割引かれるダイニング30はとても安心できるサービスかと思います。

JCBプレミアムステイプランでより上質な旅を

こちらのサービスは、JCBゴールドなどよりも上質なホテルや旅館を割引価格で利用できるというものになります。

ただし、最近は色々なサイトで格安でホテルの予約ができますので、たばねたとしては特筆するサービスでもないかと思います。

こちらのサービスを利用してホテルを予約したら、部屋がアップグレードされたなどの声も聞きますので、ひとつのベネフィットとして検討してみてはいかがでしょうか。

カードフェイスは一種類

JCBゴールド・ザ・プレミアのカードフェイスは標準デザインの1種類のみです。

好みとしては右下のJCBのロゴが箔押しされている方が好きなのですが、現デザインでは3色のものになります。

JCB一般カードやJCBゴールドカードと同様に枯山水をモチーフとしたデザインで、色味的にも高級感があって私は好きですが、好みはハッキリ分かれそうなデザインかもしれません。

≪出展:JCB公式≫

JCBゴールド・ザ・プレミアのインビテーション(招待)を受ける条件

JCB THE CLASSとは異なり、JCBゴールドからJCBゴールド・ザ・プレミアへのアップグレードについては、JCBの公式HPで明確に条件を記載しています。

簡単に引用してまとめますと次のとおりとなります。

インビテーションの条件
  1. JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピング利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上
  2. 本会員が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に受信可能なEメールアドレスを登録していること(毎年1月31日まで)

あまり無いケースだと思いますが、これらの条件をクリアしていても、郵送時の送付先を海外住所に登録している方は招待対象とならないとのことです。

もう一つの注意点としては、条件内に明示されている、JCB ORIGINAL SERIESのJCBゴールドカードのショッピング利用額となっています。

こちらに記載のとおり、使用カードの利用代金明細のカード名称の先頭に【OS】と記載されていることを確認してください。

まとめ

ここではJCBプロパーカードのうち、招待制カードの一つであるJCBゴールド・ザ・プレミアとJCBゴールドカードを比較しつつ、その情報をまとめてみました。

JCBゴールドカードの記事でも書きましたが、JCBゴールド・ザ・プレミアのサービス年会費を無料にするには、年間決裁金額100万円以上というハードルがあります

そう考えると、このカードは万人にオススメできるカードではないかもしれませんが、もし、クレジットカードの年間決済額が100万円を超えているのであれば、JCBゴールド・ザ・プレミア(もしくは、その前段階でJCBゴールド)は是非、検討すべきクレジットカードだと思います。

私の場合は、以前使っていたクレジットカードでおよその年間決済額を見込んでいましたので、最初からJCBゴールドカードを申し込みましたが、とりあえず50万円程度の年間決済額が見込めるのであればJCB一般カードから試してみるのも一つの選択肢かもしれません。

JCBゴールド・ザ・プレミアは公式ページでも公開されているとおり、下記の条件を満たすことで、JCBからインビテーション(招待)を受けることができますので、私のところにも近いうちにそのインビテーション(招待)が来ると思います。

  • 条件(1)JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピング利用合計金額が2年連続で100万円(税込)以上
  • 本会員が会員専用WEBサービス「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録している

その辺りの記事も、そのうちまとめてみたいと考えていますので、ご期待ください。

※記載内容について、ご希望があれば是非コメントでリクエスト頂けましたら幸いです

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