《目次》
FedExからの請求書
個人輸入をしますと、商品代金、送料などの他に、関税や輸入消費税がかかります。
商品代金は支払った時、送料については業者への前払いが一般的ですが、関税および輸入消費税については、運送業者が一旦立て替えて、それを請求される場合が多いです。
以前にも書きましたが、FedExにおいては1週間程度で請求書が届くはずなのですが、10日程度経過しても、請求書が投函されないので
今回は請求が来ないのかもしれない!
なんて思ってましたが・・・ちゃんときましたよコレが(当たり前ですw)

香港版 iPhone XS Max 256G の関税と輸入消費税はおいくら?
請求書の内容を確認しますと次のとおりです。
- 関税 ・・・ 無税(0円)
- 輸入消費税 ・・・ 7,200円
- FedEx手数料 ・・・ 500円


関税について
基本的に、個人輸入で携帯電話を輸入した場合は、関税は無税です。
上に示す輸入許可通知書の中で記載されている
品名:MOBILE & WIRELESS PHONE
税表番号:8517.12
を財務省の輸入統計品目表(実行関税率表)で確認しますと次のようになっています。


輸入消費税について
輸入品については、原則として消費税がかかります。
外国貨物の課税標準はCIF価格【本体代金(Cost)、保険料(Insurance)、運賃(Freight)】に消費税以外の関税及び個別消費税の額に相当する金額を加算した合計額となっていますが、輸入許可通知書の中の通関価格は次のとおりです。
CIF価格のうち運賃と保険料が”-”となっているのは、個人使用目的で輸入する場合の特例となっているためですね。
運賃(Freight) -
保険(Insurance) -

香港版のiPhone XS Max 256Gの本体価格は10,799(香港ドル)となっています。
仕入書価格が6479.4(香港ドル)となっているのは”少額輸入貨物の簡易税率”が適用されているためです。つまり、小額(20万以下)の輸入貨物については一般の関税率とは別に定められた簡易税率が適用されるという内容なのですが、ここでは関税というよりは、文中に書かれている”貨物の課税価格”が重要となってきます。

ようするに
課税価格 : 10,799【本体価格】 × 0.6 = 6479.4 (香港ドル)
ここから、当日のレートを適用させて、消費税および地方消費税は次のようになります。
ただし、輸入消費税の算出にあたっては8%のうち消費税(6.3%)と地方消費税(1.7%)に分けられ、各々の算出時において100円未満が切捨てられるため、通常の消費税よりも多少安く算出されます。
申告価格(CIF) : 6479.4 (香港ドル) × 14.20円 = 92,007円(円未満切捨)
消費税(6.3%) : 92,007円 × 6.3% = 5,700円(百円未満切捨)
地方消費税(消費税の17/63) : 5,700円 × 17/63 = 1,500円(百円未満切捨)
支払い方法
FedExの場合は請求書と一緒に次のような振込用紙が同封されています。

多くのコンビニと銀行振込で支払いできますので、請求書に記載のとおり10日以内に振り込みましょう。
香港版 iPhone XS Max 256G のお値段
輸入消費税を支払って、今回の個人輸入において支払った総額が確定しました。
- 本体代金 : 159,740円 (レート14.7922)
- 輸入消費税 : 7,700円
- 転送料(手数料含む) : 13,300円
国内のAppleで購入すると本体価格が153,144円ですので、28,000円程度多く支払ったことになります。
eSIM版ではない物理SIM×2のDSDS iPhoneの差額として高いか安いかは各々の感じ方かと思いますが、私としては2台持ちから開放される金額としては安かったなと思っています。
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