2017 夏限定 サマーシアター(Summer Theater)【レア度4】 《アラビア&ムーミンマグカップ》

いろいろレビュー

2017 夏限定 サマーシアター(Summer Theater) ムーミン マグ

フィンランドの名窯であるARABIA(アラビア)とムーミンのマグカップのお話(関連記事)はこちらです。

ARABIA(アラビア)という名窯とムーミンのコラボレーション

3月 28, 2019

前回は2018年の夏季限定マグ、ゴーイングオンバケーション(Going on vacation)~バカンスへ行こう~を紹介しましたが、今回は同じ夏季限定で発売された2017年のマグカップ、サマーシアター(Summer Theater)を紹介したいと思います。

2017年の夏に限定発売されたサマーシアターの商品概要

2006年以降、夏と冬に限定販売しているアラビアのムーミンシリーズのマグカップ。

そのうち2017年の夏季限定で販売されたものが、こちらの「サマーシアター : Summer Theater」となります。

マグカップの配色は一見、以前紹介した2018夏限定「ゴーイングバケーション」かなと思われるほど、緑を基調にしたものになっていますが、ゴーイングバケーションが、屋外の夏季の緑色の木々を描写しているのに対し、片やサマーシアターでは、ムーミン一家が室内で各々作業をしている様子を描写しています。

夏限定というカテゴリで販売されているため、緑を基調に配色したのかもしれませんが、ちょっとデザインとしては違和感があるかもしれません。

Source:ARABIA Official Site
引用元:アラビア公式

商品詳細

カップデザインは1954年に出版された小説「ムーミン谷の夏まつり」の挿絵をいくつか組み合わせてトーベ・スロッテがデザインしなおしています。

マグカップのデザインでは、ムーミンパパが書いている紙(脚本)を破っているリトルミィになっていますが、実際の挿絵では、ムーミンパパが読んでいる紙を破っていたり、かなり細かいところから抜き出していることがわかります。

 

引用元:ムーミン公式(英語)

実際の写真はこんな感じです。

たばねた
フローレンがラベルで隠れて見えないし!

このマグカップでは、「ムーミン谷の夏まつり」のストーリーをもとに、洪水で流されたムーミン一家が、その際に避難した劇場(家)内のひとコマを、マグカップ全面を使って描ききっています。

物語のはじまりは、ある夏の日、海底火山が噴火し、それが原因でムーミンバレーとムーミンハウスが津波で流されてしまうところから始まります。ムーミン達は流れてきた家(劇場)に移り住みますが、彼らはこの家が劇場だということを知りません。

その家には壁がなく、大きな穴の横に赤いビロードのカーテンが、中にはドレス、かつら、どこにも通じていない階段など、少し独特なものであふれています。

物語の中で、その家が劇場だという事を知ったムーミン達。マグカップにも描かれているように、それを知ったムーミンパパは興奮し、皆が演じられるような劇を必死に書きまくっています。

トーベ・ヤンソンが書く物語では、人間の挑戦と可能性を巧みに描写しています。”舞台”は誰もが他人になれる場所であり、”劇場”は自分が何者なのか、そして自分が何者かになりたいかを示す場所です。

この物語では、マグカップに描かれている劇場は非常に重要な役割を果たしています。

これまでのARABIAのムーミンシリーズでは、ムーミンの物語を断片的に取り入れたデザインとなっていましたが、2017年に販売された今回の夏季限定サマーシアターでは、より多くの物語の背景を取り入れています。

デザイン的には一緒に販売されたプレート(お皿)の方が物語の情景を反映させているかもしれませんね。

バックスタンプは2014年以降に変更になった「by ARABIA」の文字となっており、下部には発売年の「2017」が印字されています。

2016年、2017年のサマーマグに採用されている小説「ムーミン谷の夏まつり」

今回のカップデザインは1954年に出版された小説の「ムーミン谷の夏まつり」【Moominsummer Madness  (原タイトル:Farlig midsommar)】の絵が採用されています。

後に紹介する予定の2016年夏季限定マグ「夏至」(Midsummer)にも、「ムーミン谷の夏まつり」が使われているということで、一応、ストーリーとしては2016年、2017年でつながっていますが、同じサマーマグの2018年、2019年との明確な連続性は見て取れないかもしれません。

多くを書きませんが、小説「ムーミン谷の夏まつり」は”夏まつり”という題材をもとに、”我々一人一人が人生においてどのような役割を果たしているか”等を見つめる、少し哲学的な内容になっています。

どんな状況でも前向きに!”「ムーミン谷の夏まつり」もこちらにご紹介させて頂きますので、気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

◆各社で販売されている「ムーミン谷の夏まつり」

2017年夏季限定「Summer Theater」のレア度は?

2019年7月時点では

4点  10点中

です。

こちらのマグカップは2017年限定となっており、比較的最近に発売されたマグカップですので、現在オンラインショップでも手に入れることができます。ただ、販売してから2年経過していますので、そろそろ購入できる店舗も少なくなってきており、価格もい定価に近づいてきているため、4点としています。

同じストーリーからのデザインである2016年、2017年の夏限定サマーマグを両方揃えて楽しむのも良いですし、「ムーミン谷の夏まつり」を読みながら、このマグのデザインを見て想いを馳せるのもよし、ということで、このマグカップのデザインの背景が琴線に触れるようなら、手に入る今のうちに購入しましょう。

たばねた
でも、繋がってる2016年「夏至」がレアすぎるじゃん!

発売日、購入方法など

【発売日】 2017年4月
【価 格】 4,000円(税抜)
【その他】2019年7月時点でオンラインショップで購入することができます。

まとめ

今回のムーミンマグカップのレビューでは、2017年夏限定のサマーシアター「Summer Theater」を取り上げました。

こちらのマグカップは色味以外、夏という雰囲気もありませんし、ムーミンマグではちょっと珍しく、室内での様子を描写したデザインになっています。色味的にもデザイン的にもパッと見、微妙な感じのマグカップですが、作者であるトーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の夏まつり」への想い、その想いの一部をこの一つのマグカップに写し取った、カップデザイナーのトーベ・スロッテの想いを感じつつ、このマグカップを眺めると、少し違った見方になるのではないでしょうか。

得てして、こういうマグカップは市場から無くなって、手に入らなくなるとプレ値が付いたりして、なかなか手の出しにくいものになってしまいます。

コレクションとしては外せないので、いまのうちに是非、手に入れておくことをお勧めします。

参考書籍

◆2019年のムーミン公式ファンブックです。ムーミンバレーパークの特集あります。

◆1990年から販売された、ちょっと可愛くて、ちょっと奥深いムーミンマグの物語です。

◆フィンランドの名釜、ARABIA(アラビア)のステキな食器の写真と解説が掲載されています。

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